ゆるやかに、の本質は何かというお話。
ゆるやかなつながりと、つよいつながりの違い。
強い結束は、頑強で他を受け入れない鍵のような繋がり。閉鎖された空間の中は一つの方向に向かっていて、とある方向にだけ進むことを求められる短い時間軸の中では最適です。
極端に言えば軍隊のように同質性を求められ、その限られた時代の限られた場面に徹底的に選択と集中がなされた組織は、短期決戦に対しては合理性があります。
しかし、同質性は変化に弱く状況が変わると大半が機能不全となり状況に即応できません。変化の前に、強い結束そのものが組織を破壊する場合も多くあります。個人の時代には、強い結束が組織を破壊します。
一方、ゆるいつながりの強さは、多様性を維持できる点です。短期的には非効率ですが、時代の変化が大きい今の時代においては全体として最適です。おはDAOは徹底的にゆるく、そして長く進むことで長期で最適となり、最大の力を発揮します。その力を時代を超えて取り組まないといけない子供たちのことに使いたい、これが「おはDAOコミュニティ」の本質です。
そして、ゆるさの成立条件は、目的以上に必要なことを知らずにいることです。今、ほとんどのことを指先数秒で知ることができる時代ですがそもそも人は偏見や先入観から逃れることが難しい生き物です。むしろ、それは生存のために必要な代々先祖から受け継いできた生きる知恵です。危険回避のために違和感や異質なものへの恐怖はなかなか消えません。
そして、それは「知る」ことから始まります。何も知らない子供たちは、みんな肌の色が何色であろうと、国籍にかかわらず、性別にかかわらず遊ぶものです。何も知ってはいけないということではなく、目的のために必要なことだけを知ろうよということです。
安心のために相手を知る必要はないよ、だってみんな違って当たり前。
そして、ここはその違いをみんなが受け入れられる愛にあふれている場所だから。
そして、すべてが完全にゆるやかにつながるとき、あなたは私に、私はあなたになる。
全てがフラットにつながりつづけている世界。これがおはDAOの本質です。